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OR検定合格

小松救難隊 機上無線員

   令和2年6月29日(月)航空救難団で3人目となる女性機上無線員の任務資格付与(OR)検定が小松救難隊で実施され無事合格の判定を受けました。
   油井3曹は、入隊前、民間企業で働いていた経歴を持っており、入隊を志すきっかけとなったのは、平成23年に発生した東日本大震災において、連日メディアで放送されていた自衛隊員の救助活動の姿に強く感銘を受け、自分も国民のために何か役に立ちたいと思ったからだそうです。しかし、現実は厳しく自衛隊試験に何度も失敗しましたが、自衛官になりたいという強い意志は変わらずようやく入隊することができた次第です。入隊後は、市ヶ谷基地において航空システム通信隊の通信員として2年ほど勤務後、機上無線員課程を経て機上無線員となり、令和元年3月に小松救難隊へ配置されました。
   試験合格後のセレモニーで、油井3曹は、「憧れの救難隊で、OR検定に合格できて夢のようです。まだスタートラインに立ったばかりですが、身が引き締まる思いとともに、諸先輩に一日でも早く近づけるように日々精進する所存です。」と熱い抱負を語っていました。また、油井3曹は、いつも笑顔で何事にも積極的に職務に打ち込んでおり、今後の更なる活躍を期待します。

写真(中央):油井3曹



小松救難隊 救難員

   令和2年7月、小松救難隊救難員の庄司士長はOR検定に合格し晴れてOR救難員となりました。
   昨年2月に第57期救難員課程を卒業し当部隊に配置、東日本大震災で人命救助に携わる救難員の姿に憧れ、人命救助に携わりたいという思いを胸に、海洋高校卒業時にダイビング資格のレスキューダイバーの資格を取得し、入隊後は前職の警備員を経て救難員を志しました。
   今後、実任務に備え更なる能力の向上に努め、要救助者にとって安心感のある救難員となれるよう精進していくことを期待します。皆様の変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

写真(中央):庄司士長(浜松救難隊で撮影)